こんにちは^^仲ちゃんです。
単体テスト、結合テストが完了しますと、いよいよシステム間との連携検証が始まります。
検証実施の前に行うのが、システム検証時に使用する計画書の作成です。
では、私が人事給与システムのチームにいたころを思い出して、システムテスト計画書に必要な項目を列挙していきますから、ご参考にしてみてください。
重要な項目に関しては、都度説明を入れておきました。
システム検証計画書に必要な項目
基本、参加されているプロジェクトで決められた雛形があるはずですから、それを使用するのが当たり前なんですが、あまり雛形をいじくると、納品の時などに、違う!と言われてやり直しになる可能性もあるので、ご注意を
当然、レビューも行いますので雛形を修正したりすると注意を受け、やり直しになる可能性がありますから、基本は、既存のフォーマットを使うことは忘れないでください。
さ、私が担当していた開発チームでシステム仕様書を作成したときに使った項目を挙げていきます
必要な項目としてはこれらでしょうか
・検証No
・検証機能名
・確認内容
・検証手順
・想定結果
・合否
・ステータス
・実行日
・実施者
列挙した項目の中でも重要となるのが、
・検証機能名
・確認内容
・検証手順
・想定結果
です。では、次で実際にどんな記述をすればいいのか説明してきますね。
システム検証仕様書の書き方
重要な項目についてのみ、何を記述すべきか説明していきます。
検証機能名
実際に起動させるプログラム名の記述です。
例えば、
・給与データファイル送信処理
・人事情報データ取り込み処理
といった感じです
確認内容
確認内容は、検証内容の何を確認するのか?
先程の検証機能名「給与データファイル送信処理」を例に挙げてみましょう
ここでは、データファイルが○○システムのサーバー上に送られればオッケーとなります
ですから、
「給与データファイル送信処理が正常終了すること」
と書けばオッケーなのです
この給与データファイルを受け取る側のシステムでは正常にファイルが受信できること
といった確認内容となります。もう1つ例に挙げると
この送信するファイルデータを作成する処理があったとします。データはCSVファイルとして出力するものとします。
単体検証などでは、データの中身などを確認しますが、システム検証ではデータの中身は確認しません。
あくまでこの処理が正常終了することが前提となり、ステータスのみを確認をします。
細かいことは、単体テストで確認しているということですから、ここではデータの中身においては確認しないのです。
検証手順
検証手順は、何か入力コマンドが必要だったり、システム検証環境へのログインが必要だったりする場合に記述します
○○にログインして、コマンド:XXXを実行といった具合ですね。
特に操作する必要がない場合は書く必要はありませんが何かしらアクションはあるはずなので、細かいことでも忘れないよう、検証がスムーズに行くように記述しておくことをおすすめします。
想定結果
例えば、ステータスが正常終了である。こうなるはず。こうあるべきだということを書きましょう。
大体・・その処理が正常終了することがほとんどなのですが、もし、データの中身を確認する場合があるときは、○○データの○○が、△△となっている。という書き方。
ここまで書けたら一気にテスト計画書を書きあげレビューを行いましょう。検証項目に漏れがないか?実行順序は合っているか?
本当はサンプルとなる計画書があればよいのですが、プロジェクトによって、雛形があるので一概にこういうフォーマットでなければならない
ということが言えないので、追加すべき項目などがありましたら、プロジェクト内で提案してみましょう^^
レビューが終わればいよいよシステム検証実施に入ります!気合を入れて、検証にのぞみましょう!!