システムエンジニアとして才能がある人って、どんな人なんでしょうか?
これから、システムエンジニアを目指すにしても、才能がなければ無理なんじゃないか?と尻ごみしてしまって、挑戦することを諦めないで欲しいです。
SEとして才能がある人の特徴やあなたが信頼されるSEになれる方法をご紹介していきます。
才能とは?

国語辞典で調べると、才能とは
”ある個人の素質や訓練によって発揮される、物事をなしとげる力。”
とあります。
これをSEの仕事に置き換えてみると
素質=生まれ持った能力や性格
訓練=日々の仕事や勉強
物事を成し遂げる=要件定義~本番稼働までをやりきる
かなと思います。
才能って、何か特別な能力ではなく、日々仕事しながらも失敗や成功を繰り返し、常に学ぶ心を忘れず、最後まであきらめることなくSEの仕事を責任を持ってやりきること。ではないでしょうか?
だから、SEとして要件定義から設計、コーディング、テスト、本番稼働までを失敗しながらも試行錯誤を繰り返し行い、無事にプロジェクト成功をおさめた経験があるSEの人は、”才能がある”と判断してもよいのではないかと思います。
今プログラマーで、これからシステムエンジニアになろうとするなら、まずはSEの土台づくりとしてプログラマーの仕事をきっちりとこなすことを考えてくださいね。
では、私が9年間システム開発の仕事をしていて、仕事がデキるシステムエンジニアの特徴を挙げてみます。
SEとして才能がある人の特徴

技術面と人間性で分けてみました
【技術面】
・設計書の書き方が、見やすくわかりやすい
・トラブル発生時に、解決策を見いだし、必要な対応策を具体的に示し指示できる
・顧客との要件定義で、わかりやすく納得のいく説明が出来る
・常に学ぶ意識がある
技術面で言うと、要件定義書やその関連資料、基本設計書が読みやすく、知らない人でも理解しやすい書き方をしていると、おぉ!すごいって思いますよね^^
そして、開発現場ではトラブル発生はつきものです。その時に慌てず、冷静に原因を突き止め、その対応策を考え、開発メンバーに指示できたりすると、これもまたすごい。。と思えます。
また、システムエンジニアは、顧客との関わり合いがほとんどなので、業務に関すること、システムに関することをわかりやすく電話でもメールでも、直接話すときでも、わかりやすく説明できたりすると、この人はSEとして才能があるなぁって思いますね。
こうして言葉にすることは簡単ですが、いざ実践となるとめちゃくちゃ頭を悩ませますよ^^;
自分に出来ないなぁって思うことを、あたかも簡単にこなしている姿を見ると、SEとしての才能があると感じるのではないでしょうか?
では、人間性はどうでしょうか?
【人間性】
・社交性があり明るい
・頼まれごとをされても快く引き受けてくれる
・親切丁寧に理解するまで教えてくれる
・何があっても諦めない心を持っている
私がいた開発現場では、また、何を聞いても、嫌な顔ひとつせず、丁寧に教えてくれる人は、誰からも信頼されて、現場でも引っ張りだこです。
全ては人としての優しさですよね。
こういう人がいると、自然と、メンバーの仲も良くなり、雰囲気も明るくなります。
仕事をするときはする。雑談するときは、仲間外れにしないで、みんなを巻き込んでコミュニケーションを取る。
こういうけじめがつけられる人も才能があります。
また、効率よく、残業をしない働き方をするにはどうしたらいいか?
問題が起きた時も、まず、原因をみんなで突き止めて、再発防止策を考えようって、意見を言える。
うーん、リーダーシップを発揮することですね。良い開発チーム内環境を生み出せることも、SEとしての才能だと思います。
けどなぁ、こういう人になるにはどうしたらいいんだろう?
って思いますよね。
仕事が出来る人になるには?
周りから、デキるSEだと思われるためには、努力することは必要です。
こちらも、技術面と人間性でわけて考えてみましょう。
【技術面】
・リーダーや上司、仕事が出来る人のまねをする。見て盗む。時には聞くことも必要
・自分で考え、行動、諦めない
・失敗しても原因を突き止め、二度と同じ失敗をしないようにする
技術面においては、デキる人の仕事を盗んだり、良いところは吸収し、自分の仕事のやり方に取り入れることも重要です。
そして考え、実践してみて、効果を検証してみるといったことも必要です。
身近にお手本となる人がいたら、ぜひ仕事のやり方を盗んで、実践してみてください。
【人間性】
人間性を磨くといっても、これは非常に難しい問題です。
私が思うに、怒られる、恥をかく経験をすることって大切だと思います。
失敗経験がないと相手の気持ちがわからないので、人って優しくなれないと思うんです。
プログラミングが出来なくて悩んでいる人に、すんなり苦労せずにプログラミングを覚えられた人が、覚えられない人の気持ちを理解することが出来るか?と言われたら無理でしょう。なぜかって、自分が経験していないからです。
わざと怒られるようなことをしろとか、恥をかけと言ってるわけじゃありませんが、誰もが失敗経験ってあると思うんですよ。
だからこそ、相手の気持ちを汲み取って、理解してあげる優しさって必要なのではないかと思うんです。
それを悩んでいるメンバーにたいして、背中を押してあげたり、励ましてあげたりすることで、信頼関係って構築していくものなので、相手の気持ちを理解するって大切な事ですよ。
また、明るい性格になるにも、仕事が楽しくなければなりませんよね。つまらなかったら、暗い性格。。覇気がない。と表情に出ます!
それを開発メンバーは見ています!!
仕事を楽しくするには、何か成功体験をするとか、顧客から感謝された経験があるとか、モチベーションが上がる体験をしなければ、楽しくなりませんよね?
モチベーションがあがる体験とは、プロジェクトの要件定義から本番稼働までやりきる経験をすることじゃないかな?
要件定義から本番稼働までって、1年以上かかる場合が多いです。
その中には、失敗した経験、うまくいった経験もします。
この経験から、人への思いやる気持ちが生まれたり、感謝の心、もっと効率よく仕事が出来るようになりたいという向上心が芽生えたりするのです。
また、うまくいけば、開発メンバーや顧客から感謝されることも多々あります。それはあなたへの信頼の証。
それが、あなたのモチベーションとなり、仕事への意欲が湧き、よりSEとしての力を発揮できるようになるのではないかと思います。
結論!才能あるシステムエンジニアになるには、
・失敗と成功体験をする。
・お手本となる人の仕事を盗み、吸収する。
です!
今、あなたがいる環境はどうでしょうか?こういう経験出来ています?
もし、スケジュールばかりに追われて、それどころじゃない!という場合は、何も成長できないまま終わってしまうかもしれません。
環境を変えて心機一転
あなたの働く環境が、整っていない、もっと輝ける場所があるのではないかと考えているのなら、やはり環境を変えることは大切な事だと思います。
これからシステムエンジニアとして、長く仕事を続けていきたいのなら、転職も視野に入れてみてはどうでしょうか?