これから、システムエンジニアを
目指している方は、参考までに
私の実体験からお話ししましょう
ネットなどの情報だけを
伝えても仕方ないと思うので、
実際に経験したことをそのまま
お伝えします
私は、21歳でプログラマーデビュー
正社員として客先常駐の
PGで経験を積み、24歳のとき
フリーランスに転身しました
その後2つの現場を渡り歩き
Fシステム(大手)の会社に派遣されます
当初は、システム開発の
メンバーとして、F本社の
人事給与システムの構築を担当
メインは、アプリケーション
ソフトのカスタマイズや給与計算式
の設定、データ移行、バッチ処理
(他システムへのデータ送信)の
作成がメインでした
その時を思い返して具体的な
仕事内容を書いてみようと思います
その1:調査
まず、要件定義に必要な資料を
作成するための調査から始まります
現行のシステムから新しいシステム
への移行ですから、●●の計算は
現行システムでは~~となって
いるが、新システムでは~~が
必要になる。
など・・・
現行システムの●●計算は、
新しいシステムでは実現不可能
であるため、新しくプログラムで
処理する必要がある等
項目ごとに洗い出しをして、
新しいシステムでも問題なく
稼働、実現できるようにしなければなりません
その2:要件定義用の資料作成
その1の調査をもとに、
要件定義用の資料を作成します
エクセルが基本となりますが、
フォーマットがないので、
誰が見てもわかりやすい資料作成
をしなければなりません。。
これがなかなか、難しいのですが^^;
その3:客先に出向き仕様の確認
さぁ、一通り資料が出来たら、
スケジュール調整したうえで、
客先との要件定義です
私の場合は、大体2時間~3時間程度だったでしょうか?
いくら渾身の資料を作っても
人に説明するというのは
難しいものです。。
お客さんは、システムのことは
さっぱりわかりませんから、
これをいかにわかりやすく
噛み砕いて説明するのか・・
現役のシステムエンジニアの
方々も頭を悩ませているのでは
ないでしょうか?
そして、なんとか要件定義を
終え、いよいよ開発作業に
入ります
その4:基本設計書の作成
手始めとして、一応固めた仕様で
基本設計書の作成を行います
これはプロジェクトによって
フォーマットがありますから
これに沿って設計書を作成します
その5:レビュー
リーダー、およびチーム責任者と
レビューを行います
基本設計なので、あまり修正点は
ありませんが、仕様の確認と
今後のスケジュール調整などを
ここでは行いましたね。
とここで、一応、SEとしての
役割は完了です
あとは、開発をする方々に
お任せするんですが、私がいた
プロジェクトは、納品まですべて
担当なので、一部の作業を
他の人に任せることもありましたが
基本、私一人ですべてをこなした
状況でありますw
その6:状況に応じて開発~テストまで
開発作業、単体テスト、
結合テスト、システム検証、
ユーザー検証、本番環境への移行
で次も同じ作業手順で
どんどんやっていくわけですね
新規開発の場合は、ひとまず
単体テストまでを完了させ、
スケジュール内で管理されている
作業工程が全て終わったら、
以降の検証に入ります
システム間の連携テスト
↓
ユーザー検証
実際の本番データを使って、
業務と同じことをテスト環境でやるわけですね
↓
本番環境への移行
ユーザー検証が完了し、GOサイン
がでましたら、本番環境への
移管作業があります
チェック表を作成しておき、
漏れがないかをチェックします
そして、納品、本番稼働がはじまるわけです
で、ここでさようなら!ではなく
運用、保守といった事も行います
今月は大丈夫だったけど、
次の月に通常の業務を行っていたら
変な問題が起きた!
なんてことはよくあることですw
ここで、修正が発生したり、
何か新規開発を行わなければ
ならないとか。。色んなことがあります
ひとまず突貫工事みたく、ひとまず
問題を解決するための応急策もやります
と具体的にシステムエンジニアの
仕事を見てみると、最初から最後まで
受け持つことも多々ありますので、
決して楽ではないということが
おわかり頂けましたでしょうか。