既にプログラマーとして活躍している方は、最初の理想と現実に苦しめられているかもしれません^^;
まぁ私も経験者なので、よくわかるのですが、これからプログラマーになりたい!
という方には、ぜひ覚悟を決めるうえでも、この現実は知っておいて頂きたいのです
では、最初に、プログラマーの仕事内容、そして求められるスキルはあるのかどうか?
私の経験談からお話ししようかと思います。
プログラマーの仕事内容は?
メインは、システムエンジニア(設計者)が作った仕様書(指示書みたいなもんですが、僕らは基本設計書と呼んでますね)
この基本設計書をみて、プログラムを書く前に詳細設計書を書くことから始まります
それが終わり、レビューを行いオッケーであれば、これに従ってプログラム作成がスタートするわけなんですね~
じゃあ、書いたら終わりなのか?
と思ったら、それだけでいいのではなく作ったプログラムが設計書通りに動くのか?
画面に設計書通り表示されるか?作ったボタンを押したら違うページに遷移してくれるのか?などなどプログラム言語によってテストの仕方も違いますが、書いたプログラムがその通りに、動くかどうか?すなわち単体検証(テスト)という作業があります
テストをやるにも段取りがあるわけです
順番を追っていくとこうなります
1.基本設計書から詳細設計書を作る
(プログラムの仕様書)
現場によっては、レビューを行う場合もあり
忙しいと後回しになる可能性大
2.1.の設計書をもとにプログラムを作成する
テキストファイルを使ってゴリゴリ書きましょうw

3.言語によっては、コンパイルがあります
・言語の関数(英語のつづりです)があってるか?
・記述の仕方が合っているか?
ソースコードのチェックを行います。
4.単体テストの計画書を作成する
作ったプログラムの動作検証を行うわけですが、その計画書です
データのパターンやエラーの処理確認
1.●●という項目が△△になっていること
2.●●というエラーの場合は、~~という
メッセージが出力・表示されること
といった感じですね~
5.単体テストに使用するデータを作る
ボリュームによっては手間がかかります^^;
単純なプログラムだったら早いのですが、複雑なものだとパターンがたくさんあるので、それぞれに合わせてデータを作る必要があります
6.単体テストの実施
実際に、5のデータを使ってプログラムを動かします
7.結果の確認と報告書の作成
テスト結果の確認です。
例えば、●●というインプットしたデータが、このプログラムで動かしたことによって、△△というデータに書き変わっていればOK。
その通りになっているか確認を行い、エビデンス(証拠)を画面ショットやアウトプットのデータを保存しておき、報告書に添付します。
とこれが、プログラマーの方が行う作業の流れですね。
単にプログラムを記述して動かせばいいと簡単に言いますが、フタを開ければ、これだけの作業を大体一人で行うことになります
どうでしたか?こんなにあるのかい。。と思いましたか?
プログラマーって言われるとかっこいいとか難しい事してるんですね~って言われますが、結構地道な作業で地味ですよ
華やかな職業ではありません正直。これが理想と現実のギャップ・・・やったことがある人しかわかりません^^;
プログラマーに求められる必要なスキルは?
言ってしまえば、特別必要なスキルはありません
・プログラム言語を1つ知っている
※現場で覚えますから大丈夫
・エクセルやワードが使える
難しいことは知らなくても大丈夫ですが、色を付けたり文字の大小、表が作れるといった基本的な作業が出来れば十分!
いきなり新人一人で現場に行くことは、そうそうないのでまずは先輩と一緒に、言語や仕事のやり方を覚えることから始まります。
あくまで経験がモノをいう職業なので、資格はいりませんよ。
それでも、プログラマーになりたい!のであれば、覚悟を決めた!と見てもよいでしょう!
めんどくさそうだな。。
やりがいがなさそうだ。。
と思うのであれば、一度じっくり考えて、IT業界に飛び込むか判断をしましょう
いきなりシステムエンジニアにはなれませんから、まずはこのプログラマーという段階を必ずみなさん通っているのですよ^^